ACM SIGMOD 日本支部・日本データベース学会 大会(ACM SIGMOD 日本支部第36回支部大会) |
ICDE 2007 国際会議報告、ならびに、サービス指向アーキテクチャの動向 |
| 日時:2007年6月8日(金) 10:00-16:55 |
| 開催場所:国立情報学研究所 1208・1210会議室 (東京都千代田区一ツ橋 2-1-2 学術総合センタービル 12階) |
| 主催:ACM SIGMOD 日本支部(支部長:北川博之 (筑波大学)),日本データベース学会(会長:増永良文 (青山学院大学)) |
| 支部長:北川 博之 |
プログラム |
9:30 受付開始
10:00-10:10 プログラム紹介 北川 博之(筑波大学)
1. 10:10-12:10
「ICDE 2007 国際会議報告 (1)」
鈴木 優(立命館大学)
データベース分野における権威ある国際会議の一つ
International Conference on Data Engineering (ICDE 2007)
の参加報告を行う。Keynote Address や Best Paper Award を
含め数件の研究発表について報告する。(前半)
<12:10-13:10 昼食休憩>
2. 13:10-14:10
「ICDE 2007 国際会議報告 (2)」
鈴木 優(立命館大学)
データベース分野における権威ある国際会議の一つ
International Conference on Data Engineering (ICDE 2007)
の参加報告を行う。Keynote Address や Best Paper Award を
含め数件の研究発表について報告する。(後半)
<14:10-14:20 休憩10分>
3. 14:20-15:05
「サービス・サイエンス」
中村 英史(日本アイ・ビー・エム東京基礎研究所)
世界の先進国ではサービス産業人口が大幅に増え、数々の技術革
新によって発展してきた製造業も、単純に製品を売るだけのビジ
ネスからサービスまでを取り入れたビジネスに展開している。こ
のようなサービス業の発展は実は IT の力を借りている。実際、
世界の IT 投資の大半はサービス産業である。さらに、インター
ネットの普及により急激に展開されるグローバル化に伴い、サー
ビス産業も大きく発展した。まだ工業社会をさほど経験していな
い国・地域も IT により大きな経済成長を遂げ、新たなサービス
も次々と起業されている。一方で、これらのサービスの価値は、
アダムスミス以来の伝統的な価値論 (労働価値) によって計られ
ており、正しく評価されていない。無形性・同時性・異質性・消
滅性という製造業とは異なる特徴のサービスの原理を正しく理解
し、効率的で品質の高い価値を提供するためには、サービスを現
象と捉え科学的な分析と系統的な理論が必要とされている。すな
わち今こそ "サービス学" が求められている。
<15:05-15:15 休憩10分>
4. 15:15-16:00
「段階的システム再構築を支えるSOAとフロントインテグレーション」
立岩 正弘(富士通株式会社)
従来の「作り変え型」ではなく既存資産を有効活用し,段階的な
システム再構築を目指す。この考え方をもとに富士通のSOAミド
ルウェアは体系化された。既存資産のサービス化、さらにサービ
スをバックエンド或いはフロントエンドで統合し、コンポジット
アプリを実現してゆく。加えて、サービス化されたシステムの有
効活用を実現するサービスの統制・管理(SOAガバナンス)に
ついてご紹介いたします。
<16:00-16:10 休憩10分>
5. 16:10-16:55
「SOAにおける現状と実践的取り組み及び今後の展望」
神郡 正(株式会社 日立製作所)
情報系システムでは、システム間の相互連携性が永遠の課題であ
る。これまでにさまざまなシステム統合の方法が論じられてきた
が、ここでは業務システムを「インタフェース」「プロセス」
「情報」の各レイヤで統合し、個別システム連携から全体最適な
システムへと進化させるSOAについて論じる。ビジネスプロセ
ス(メッセージフローと対話ワークフロー)やSaaSといった、
プロセスやインタフェースの統合という観点から、現状や技術的
特長を紹介するとともに、これからの展望や課題についても触れ
る。 |